肝疾患についてLIVER DISEASE

肝臓の役割

肝臓は人の体内の中で最も大きい臓器で、体重のおよそ1/50、大人だと1〜1.5Kgの重さがあります。その働きは判明しているだけでも、500種類以上。体の中の「化学工場」と例えられます。その中でも私たちの体に欠かせない重要な働きが大きく4つあります。

LIVER代謝
摂取した栄養素が体内に吸収できるよう合成、貯蔵、供給する働き
分解・解毒
アルコール、薬、有害物質などを分解し無毒化する働き
胆汁の合成
腸の消化・吸収に必要な胆汁という消化液をつくる働き
免疫機能
異物を捕食、ウイルス感染した細胞や老化した細胞を処理する働き

また、肝臓は痛みを感じる神経もなく、再生能力、予備能力に優れているため、目に見える症状がなかなか現れません。このため、肝臓はよく「沈黙の臓器」と例えられ、異変に気付き病気が見つかった時点で、病状が進んでいる場合が場合があります。