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肝疾患について
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急性肝炎

 急性肝炎は、肝炎ウイルスの感染後に肝炎を発症し、ウイルスの完全排除に至り治癒します。急性肝炎を起こすウイルスには、A、B、C、E型があります。A、E型急性肝炎は慢性化しませんが、B型急性肝炎の一部とC型急性肝炎の約7割は慢性肝炎へ移行します。症状として、倦怠感、食欲不振、心窩部痛、黄疸などを認めます。血液生化学検査では、トランスアミナーゼ値(AST、ALT)の上昇を認めます。多くは、1000 U/l以上に上昇し、黄疸を伴います。診断は血液検査でウイルス・マーカーを測定して行います。腹部エコーでは、胆嚢壁の肥厚や肝内脈管エコーが目立つ所見を認めます。治療は安静が基本となりますが、慢性化や重症化する場合には、それぞれの疾患により治療方法が異なります。

A型肝炎
 患者の糞便に排泄されたA型肝炎ウイルスで汚染された食物や飲料水を介して経口感染します。一部の例は唾液や血液を介して感染します。上下水道などの整備が遅れた地域で感染することが多く、日本での感染は少なくなっています。最近では、東南アジアなど衛生面の整備が整っていない地域へ旅行した後に帰国して発症することが多くなっています。
 倦怠感、食欲不振の他に38度台の発熱を伴います。血液検査で、Ig M HAV抗体が陽性であることで診断します。
 治療は安静が中心ですが、重症化・遷延化する場合には、グリチルリチン製剤や副腎皮質ホルモンなどの投与が必要となります。
B型肝炎
 大部分は性行為で感染します。一部は、針刺し事故などの血液汚染により感染を起こします。B型肝炎ウイルスは、ゲノタイプという型に分類されます。成人において、日本固有のB型肝炎ウイルス(ゲノタイプB、C)の初感染は慢性化することは稀ですが、海外のB型肝炎ウイルス(ゲノタイプA)に感染すると約1割が慢性化します。
 血液検査でHBs抗原とIgM HBc抗体が強陽性であることで診断します。
 治療は安静が基本となります。トランスアミナーゼ値とHBV DNA量の推移をみて下がりが悪いようであれば、慢性化を防ぐために、インターフェロンや核酸アナログ製剤(B型肝炎治療の項を参照)の投与を行います。また、重症化しそうな場合には、核酸アナログ製剤の投与を行います(保険適用外)。
C型肝炎
 血液を介して感染を起こします。以前は、輸血による感染を多く認めましたが、C型肝炎ウイルスの検査法の進歩により血液製剤の安全性は高くなり、現在では輸血による感染は稀です。 最近の感染経路として、覚醒剤、入れ墨、不潔な医療行為などがあります。
 C型急性肝炎の診断は難しく、以下の場合にC型急性肝炎と診断します。HCV抗体は、C型肝炎ウイルスに感染後、1~3ヶ月後に陽転化します。C型急性肝炎の診断は、HCV抗体が陰性かつHCV RNAが陽性で診断を行います。急性期と思われる時期にHCV抗体が陽性の時には、総合的に診断を行います。
 重症化する可能性は低いですが、約70%が慢性肝炎に移行します。慢性化の傾向として、トランスアミナーゼ値の多峰性変動(数値が上がったり下がったりすること)やHCV RNA量の減少を認めない時には、慢性化への移行が疑われます。また、発症後12週までは自然治癒する可能性があります。慢性化への移行が予想される時は、インターフェロン治療を行います(保険適用外)。
E型肝炎
 A型肝炎と同様に患者の糞便に排泄されたE型肝炎ウイルスで汚染された食物や飲料水を介して経口感染します。 また、イノシシ、シカ、豚などの生肉の摂取で感染を起こします。
 筋肉痛、関節痛、おう吐などの症状を認めます。
 血液検査でIg A HEV抗体が陽性であることで診断します。
 治療は安静が中心ですが、重症化・遷延化する場合には、グリチルリチン製剤や副腎皮質ホルモンなどの投与が必要となります。

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